ノードや関連線には、線の色、線の太さ、線の種類、フォント、グラデーション、影等の設定項目（プロパティ）があります。ツールバーやスタイル・パレットを使用した場合、複数のプロパティを一括で変更しますが、プロパティ・エディタを使用することで、１つ１つのプロパティを細かく設定できます。
プロパティエディタは、編集したいノードや関連線を選択すると、Inkpodのウインドウの左下の領域に表示されます。フィールドを変更すると、その内容は即座にオブジェクトに反映されます。
プロパティ・エディタの各項目はグループによって分けられています。
表示されるグループの種類や、各グループのフィールドの種類は、選択しているノードや関連線の形によって変化します。たとえば、下の例は角丸矩形の場合ですが、「角の半径」という項目があります。角丸矩形以外のシェイプの場合、この項目は現れません。
角丸矩形と星形を同時に複数選択して、プロパティ編集ダイアログを開いた場合は、次のように角丸矩形用と星形用の項目が並びます。それぞれ、角丸矩形と星形のノードにしか影響しません。
ノード用のプロパティ・エディタの一例です。
関連線の場合のプロパティ編集ダイアログの一例です。関連線の場合、ノードの場合とはグループの構成が異なります。
「線」グループでは、関連線のスタイルの設定ができます。また、始点と終点の矢尻の形や、始点と終点のラベルが設定できます。かぎ型線や曲線の場合は、このグループで線の形を設定することができます。
「テキストボックス」グループでは、関連線上に置かれるテキストの枠についてのスタイルが設定できます。
「テキスト」グループは、テキストボックスや、始点と終点のラベルが設定できます。
「影」グループでは、テキストボックスの影の設定ができます。
「折れ線」グループでは、「直線」の途中に頂点を追加して、折れ線としている場合、その頂点に関する設定ができます。ただし、このグループは、かぎ型線や、曲線の場合には表示されません。
「オブジェクトの情報」グループでは、関連線の内部でのID、作成者、更新者、作成日時、更新日時の確認ができます。また、型や回転角度の設定ができます。
ノードと関連線を同時に選択した状態では、ノード用と関連線用のグループが混在したプロパティ・エディタが表示されます。
ノード用の項目はノードにのみ、関連線用の項目は関連線のみに影響を与えます。
ノードの枠のスタイルと、関連線のテキストボックスのスタイルは、両方に共通の項目なので、「オブジェクト」グループに統合されます。この場合は、ノードにも関連線にも影響を与えます。
Inkpod の使い方